家の中で歩いていると猫が足元にまとわりついてくるときってよくありますね。
「かわいいヤツ」なんて思っちゃいますけど、邪魔で蹴飛ばしそうになることも。
猫が足元にまとわりつくのはどんな意味があるんでしょうか。
猫が足元にまとわりつく理由
お腹が空いた
猫が足元にまとわりついてくるのは何かを訴えているからです。
その訴えのなかで一番多いのが「お腹が空いた」です。
この場合は「ニャー」と鳴きながらまとわりついてきます。
我が家の猫のハナは、お腹が空いているときに私がエサの容器のある部屋に入ると足元にまとわりついてきます。
そして私がストッカーからエサの袋を出すと私を見上げて「早くちょうだい」と言わんばかりの目で見つめ、私がエサを容器に入れるまで私の周りをウロウロしています。
我が家では少しのエサを何度も与えるという食べさせ方をしているので、よく足元にまとわりつかれています。
かまって欲しい
ハナにまとわりつかれてエサをあげても、エサには目もくれないこともあります。
そんなときはしゃがんで頭やお腹をなでてあげると、気持ちの良さそうな顔をして落ち着いてくれます。
エサがほしいとき以外で猫が足元にまとわりつくのは、触ってほしかったり遊んでほしいと言っていることが多いみたいです。
匂いをつけている
犬や猫などの動物は人間よりも優れた嗅覚を持っていて、自分特有の匂いを嗅がせることによって縄張りや所有物を誇示しているそうで、これをマーキングと呼んでいます。
犬は散歩中にあちこちにおしっこをひっかけてマーキングしますが、猫はそれ以外にも臭腺といわれるところから匂いがある体液を分泌して、その液をあちこちにこすりつけます。
飼い主が外出から帰ってきたときなど、いつもと違う匂いをさせているときには自分の匂いをつけて安心しているわけです。
我が家のハナはおしっこのマーキングはしないので、その点は優等生です。
病気の可能性も
猫が足元にまとわりつくのは、エサをあげたり遊んであげたりするとたいていは治まりますが、いつもまとわりついているのは分離不安症という病気かもしれません。
病名が示す通り、飼い主と離れることに不安を感じる病気で、5歳未満の若い猫がなりやすいと言われています。
飼い主の姿が見えないことにストレスを感じ、大声で鳴く、ところかまわず排泄をするなどの行動を取ります。
分離不安症を解消するには、猫に自立してもらわなければなりません。
足元にまとわりついてきてもたまには放っておくことも必要です。
ただ分離不安症だと思っていても、他の病気の可能性もありますので、獣医さんとよく相談するようにしましょう。
猫とコミュニケーションを取るのは大変です。
逆にそこが可愛いところでもあるんですけどね。
猫が足元にまとわりついてきたら、コミュニケーションを取るチャンスと思って、何が言いたいのか分かってあげるようにしましょう。
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